コラム
注文住宅が高いと言われる理由|建売住宅との比較や費用を抑える方法、注文住宅が向いている方を解説
- 「建売住宅より数千万円も高いの?」
- 「オプションを抑えれば安くできる?」
注文住宅の購入を検討しているものの、費用面で不安を感じている方は多いのではないでしょうか。
しかし工夫次第で注文住宅の費用を抑えることは可能です。
そこで今回は、「クレバリーホーム立川」が、注文住宅が高額になる理由から具体的な費用の抑え方まで、実例を交えて徹底解説します。
注文住宅と建売住宅で迷われている方は、後悔しないためにぜひ最後までごらんください。
コラムのポイント |
・注文住宅は建売住宅より高くなる傾向があります ・注文住宅が高額になる主な要因は、土地の広さや高性能な設備です ・形状や設備選びの工夫で、性能を落とさずコストを抑える方法があります |
目次
金額”だけ”を見ると注文住宅は高い
注文住宅と建売住宅には、実際にどれほど差があるのか比較してみましょう。
以下は首都圏における注文住宅と建売住宅の価格です。
項目 | 土地付き注文住宅 | 建売住宅 |
購入価格 | 5,680万円 | 4,199万円 |
敷地面積 | 160平米 | 119平米 |
延床面積 | 101平米 | 98平米 |
平米あたり単価 | 56万円 | 43万円 |
価格差だけを見ると、注文住宅は建売住宅と比べて高額です。
平米あたりの単価は、注文住宅と建売住宅では約13万円の差があります。
注文住宅が高いと言われる理由|建売住宅との比較
注文住宅が建売住宅と比べて高額になる理由には、いくつかの要因があります。
ここでは主な4つの理由を詳しく解説します。
土地と建物を別で購入する必要がある
注文住宅では、土地と建物をそれぞれ別々に契約・購入するため、費用を押し上げる要因になっています。
土地を購入する際には、さまざまな費用が発生します。
- 仲介手数料
- 不動産取得税
- 印紙税
- 登録免許税 など
これらの諸費用は、土地代の5〜10%程度になります。
土地購入後、建物を建てる際には設計費用や建築費用が別途必要です。
カスタマイズ性が高い
注文住宅の特徴は、間取りや外観デザインを自由に決められることです。
しかし、自由度の高さは以下のような追加コストを生みます。
- 一邸一邸、プランナーの個別設計による人件費
- 特注の建材や部材の調達費用
- 細かな要望に応える技術的な費用
変形地に建つ住宅や、吹き抜けのある大空間などの実現には、通常の住宅よりも費用が必要です。
こちらで、注文住宅のおしゃれなデザイン事例を解説しています。
打ち合わせ回数が多い
注文住宅はご要望を丁寧に形にするため、数多くの打ち合わせを重ねます。
1回の打ち合わせに2〜3時間かけることも珍しくありません。
間取りの打ち合わせでは、ご家族の生活スタイルや動線、収納計画まで細かく確認します。
内装や設備の打ち合わせでは、実際のサンプルを見ながら、色や素材を一つひとつ決めます。
打ち合わせにかかる設計士や営業担当者の人件費が、価格が上がる要因の一つです。
高グレードの設備を選べる
注文住宅は、キッチンやお風呂などの設備を自由にグレードアップできるのが特徴です。
注文住宅を選ぶ方は、住宅の性能や品質にこだわりを持つ傾向があります。
ショールームで打ち合わせしていると、高性能な設備につい惹かれてしまい、価格が上がってしまいます。
注文住宅の費用を抑える方法
注文住宅は自由度が高い分、コストも上がりやすい傾向にあります。
しかし、工夫次第で注文住宅の性能を落とさずに費用を抑えることが可能です。
以下で5つの方法をご紹介します。
建物をシンプルなデザインにする
建物の形状は、新築費用に大きく影響を与える要素の一つです。
外壁の凹凸が多かったり、曲線を取り入れたりするほど、工事の手間が増えて費用が上がります。
外観にこだわりがない場合は、正方形や長方形といったシンプルな形状を選ぶことで、耐震性や快適性を落とさずに費用を抑えられます。
シンプルな形状は、将来的にメンテナンスをしやすいのがメリットです。
設備に過剰な機能をつけない
住宅設備は、機能の違いによって大きな価格差が生まれます。
高機能な設備はメンテナンス費用も割高になる傾向があります。
ご家族で本当に必要な機能を見極め、キッチンやお風呂など、よく使う場所から優先的に予算を配分するのがおすすめです。
設備の選定は購入時の費用だけでなく、長期的なメンテナンス費用まで考慮して決めることが大切です。
廊下を減らす
間取りを工夫して廊下を最小限に抑えることで、快適性とコストの両方を改善できます。
廊下は家の中で「通路」としてしか使えない空間です。
脱衣室から直接リビングに出入りできる間取りにしたり、玄関からリビングまでの動線を短くしたりすることで、廊下面積を減らせます。
廊下を減らすと、以下のようなメリットが生まれます。
- 建物の延床面積が減ることで、建築費用を抑えられる
- 廊下だった場所を収納として活用できる
- リビングやダイニングをより広く取れる
また、廊下を減らすことで、空調効率が上がり光熱費の削減にもつながります。
ただし、プライバシーとの両立を考えて、寝室やトイレなどへの動線を離すことが大切です。
窓を小さくする・減らす
窓の大きさや数を工夫することで、コストを抑えながら快適な室内環境を実現できます。
西日は室温を上昇させる原因となるため、西向きには窓を設置しないのがおすすめです。
南向きの窓は暖かい日が入り、冬の暖房費を抑える効果があるため、リビングなど日中過ごす空間に大きめの窓を設けると効果的です。
方角による日当たりの特徴を理解して窓を配置することで、快適性を損なわずに建築費用を抑えられます。
ベランダをなくす
ベランダは一見便利な設備に思えますが、長期的に見ると意外とコストのかかる場所です。
ベランダの主な用途である“洗濯物を干す場所”の代わりとして、ランドリールームを設置する方法もあります。
ランドリールームなら、雨や花粉の心配もなく、年間を通して快適に洗濯物を干せます。
ベランダをなくすことで、防水工事やメンテナンス費用を抑えられるだけでなく、その分の面積を居室として活用可能です。
また、外部で過ごせる空間を作るのであれば、さまざまな使い方ができるルーフバルコニーがおすすめです。
お子様の遊び場や家族団らんのスペースとしても楽しめます。
他にもルーフバルコニーの使い方について、こちらで解説しています。
▼ルーフバルコニーの使い方7選|活用の注意点や施工事例も紹介
注文住宅が向いている方
注文住宅は、以下のようなご要望をお持ちの方におすすめです。
細かいこだわりがある | ・家事動線にこだわりたい ・防音室やインナーガレージのある住宅を建てたい |
建築品質を重視する | ・建築中の様子を定期的に確認したい ・高性能な住宅設備を導入したい |
注文住宅の大きな魅力は、ご家族の理想とする暮らしを形にできることです。
愛犬と一緒に心地よく暮らせる設計や、将来的な二世帯同居を見据えた動線計画など、長期的な視点での住まいづくりが可能です。
また、基礎工事から完成まで建築の様子を定期的に確認できるため、使用される建材や施工方法まで把握でき、安心して住まいづくりを進められます。
愛犬と快適に暮らせる家づくりについて、こちらで解説しています。
▼【実例付き】犬と暮らす家の間取りや設備|愛犬と快適に暮らすための6つのポイントを解説
まとめ
注文住宅は建売住宅と比べて総額で見ると高額になりがちです。
主な理由は、土地の広さや高性能な設備の採用にありますが、工夫次第で性能を落とさず費用を抑えられます。
クレバリーホーム立川では、ご予算に合わせた最適なプランをご提案いたします。
注文住宅で叶える理想の暮らしについて、お気軽にご相談ください。
豊富な実績を活かし、性能とコストのバランスが取れた住まいづくりをサポートいたします。