コラム
注文住宅の建築期間は12〜18カ月が目安|スケジュールや建築期間が延びる理由も解説
- 「注文住宅って、実際どのくらいの期間がかかるの?」
- 「工程ごとの期間は?」
- 「もっと早く完成させることはできないの?」
このように、家が建つまで何ヶ月かかるのか疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、豊富な施工実績をもつ「クレバリーホーム立川」が、一般的な期間から短縮のコツまで、具体的な工程表とともに分かりやすく解説します。
一年後に住み始めたいなど予定が決まっている方や、これから注文住宅を検討している方はぜひ最後までごらんください。
コラムのポイント |
・注文住宅の建築期間は一般的に12〜18カ月程度で、土地探しから入居までの具体的な工程があります。 ・土地探し、ハウスメーカー選び、設計プランの決定など、期間延長につながりやすい要因があります。 ・注文住宅の建築を効率的に進めるためには、情報収集やご家族での優先順位付けなど、事前準備が大切です。 |
目次
注文住宅を建てるまでの期間目安
一般的な目安として、注文住宅の完成までにかかる期間は約12〜18カ月程度です。
土地探しやプラン設計に時間がかかると、全体の期間は2年近くになることもあります。
一方で建売住宅の場合はすでに建物が完成しているため、入居までの期間は約3ヶ月と比較的短くなります。
ただし、これらはあくまでも一般的な目安です。
土地の状況や建築条件、ご家族の要望などによって、実際の期間は変わってくるため、余裕をもったスケジュール設定をすることをおすすめします。
注文住宅を頼んでから入居するまでのスケジュール
注文住宅を頼んでから、家が建って入居するまでは、一般的に1年〜1年半程度かかります。
ここでは、具体的なスケジュールの目安をご紹介します。
情報収集:1〜2ヶ月ほど
注文住宅の第一歩となる情報収集では、まずご家族が望む家のイメージを固めることがポイントです。
この段階でおおよその方向性を決めておくと、その後の家づくりがスムーズに進みます。
- どのような暮らしがしたいか
- 必要な部屋数や広さ
- こだわりたい設備や間取り
- 予算の目安
ハウスメーカーへ問い合わせる際には、ヒアリングシートなどを記入する会社もあるので、要望を明確に伝えられるよう準備しておくとスムーズです。
ハウスメーカー選び:2〜3ヶ月ほど
建てたい住宅のイメージが沸いたら、SNSやホームページを見て、気になるハウスメーカーを探します。
希望する工法や性能要件に対応できる技術力を持っているかは、過去の施工実績からも判断できます。
家を建てた後の保証やメンテナンスなど、アフターフォロー体制が整っているかも重要な判断基準です。
気になるハウスメーカーをいくつか絞ったら、実際に問い合わせして話を聞いてみましょう。
ハウスメーカー選びでは、まず資金計画を立てることが大切です。
住宅の総額や月々のローン返済額の目安が分かれば、土地や建物にかけられる予算が明確になります。
また、引き渡し時期の希望があれば、この段階で伝えておくと話がスムーズです。
ハウスメーカー側で、土地探しやプランニング・着工・引き渡しなどの全体的なスケジュールを組み立ててくれます。
土地探し:1〜3ヶ月ほど
「土地を先に決めてからハウスメーカーを選ぶべきでは?」と思われる方もいるかもしれません。
しかし、注文住宅で失敗しないためには、ハウスメーカーを先に決めてから土地を探すのがおすすです。
土地より住宅会社を先に決める理由は、主に以下の3つです。
- 土地の条件によっては希望の家を建てられない可能性がある
- ハウスメーカーのアドバイスを受けながら土地選びができる
- 建築条件付き土地の選択肢も広がる
長く安心して住み続けるために、土地選びで価格や条件以外に注意したいのは、災害リスクについてです。
事前に国土交通省のハザードマップポータルサイトで、検討している地域の自然災害リスクを確認しておきましょう。
契約:1ヶ月ほど
契約段階では、書類の確認や内容の調整に約1ヶ月ほどの時間が必要です。
以下の点をしっかりと確認しましょう。
- 支払条件
- 保証内容
- 契約解除の条件
- 工事の遅延が発生した場合の対応
とくに契約書の内容は、ハウスメーカーに有利な条件になっていないかチェックが必要です。
これらのように契約内容には確認すべき点が多くありますので、不明な点があれば必ず質問して、納得のいく形で契約を結びましょう。
プランニング:3〜6ヶ月ほど
プランニングでは、ご家族の理想の住まいを図面に落とし込みます。
この段階では、ハウスメーカーと綿密な打ち合わせを重ねながら進めていきます。
プランニングでとくに重視したいのが、住まいの基本性能です。
- 耐震性:地震に強い構造設計
- 耐久性:長く安心して住める品質
- 断熱性:快適な室内環境の維持
- 省エネ性:光熱費の削減
将来のランニングコストを抑えるための工夫も大切です。
たとえば、高気密高断熱仕様の採用や太陽光発電システムの導入、メンテナンス頻度の少ない外壁材の選択などを検討しましょう。
また、日々の暮らしを快適にするための要素も忘れずに計画します。
家事の動線を効率的に設計し、十分な収納スペースを確保することで、毎日の家事がスムーズになります。
クレバリーホームの動線や収納のこだわりについて、こちらで詳しく解説しているので、家づくりの参考にしてください。
着工〜竣工:4〜5ヶ月ほど
プランが固まれば、いよいよ建築工事が始まります。
工事期間中は、ご自身でも現場を確認し、工事の進み具合がスケジュール通りか、図面通りに施工が進められているかなど確認します。
とくに工事の最終段階での変更は工期が延びる原因となるため、疑問点は見つけ次第、すぐにハウスメーカーへ伝えることが工事をスムーズに進めるコツです。
最終確認の際は、外壁や内装の仕上がり状態をチェックします。
引き渡し後に傷を発見しても誰が傷をつけたのか判断しにくいため、入念にチェックしましょう。
お引き渡し〜入居:2週間ほど
住宅が完成したら、念願の新居の引き渡しです。
住宅ローンの最終金の支払いが完了すると、引き渡し書類を確認し、待ちに待った鍵の受け取りとなります。
引き渡し後もハウスメーカーによる定期点検などのアフターフォローが続きますので、設備の使い方で分からないことや、住んでみて気になる点があれば、気軽に相談しましょう。
注文住宅の建築期間が延びる要素|最短で建てるための対策
注文住宅の建築期間は、さまざまな要因で当初の予定より延びることがあります。
ここでは主な要因と、その対策方法を紹介します。
土地探しに時間がかかる
注文住宅の土地探しは、人気のエリアでは、条件の良い物件はすぐに売約済みになりがちです。
また、不動産価格の高騰や複数の購入希望者との競合により、思うように土地探しが進まないこともあります。
お探しのエリアを「駅から徒歩10分以内」や「特定の学区内」など、条件を限定している場合は、その分だけ選択肢が狭まります。
見つかったとしても、希望の予算内に収まる物件が少ないケースも少なくありません。
理想の土地を見つけるには、時にはご希望の条件と現実とのバランスを取りながら、じっくりと探していく必要があります。
対策:事前準備で土地探しを効率的にする
土地探しを効率よく進めるために、譲れない条件を明確にしましょう。
- 通勤・通学時間
- 希望予算
- 最低限必要な土地の広さ
その上で、駅やスーパーまでの距離・周辺の教育環境・日当たりなど、生活の快適さに関わる要素については、どの程度重視するかの優先順位をつけていきます。
必須条件と優先順位を整理しておくと、実際の土地探しがスムーズです。
また、ハウスメーカーと相談しながら土地を探すことをおすすめします。
土地の条件によっては建築の制限がかかることもありますし、法規制や建築条件などの専門的な観点からアドバイスしてもらえるので安心です。
ハウスメーカーが決まらない
ハウスメーカーのホームページやモデルハウスを見ても、どこも魅力的で決められないという方も少なくありません。
ご家族の中で判断材料が十分に整理できていないと、選びづらい状況に陥りがちです。
たとえば、予算の上限や希望の間取り、デザイン、住宅の性能面で何を重視するかなどが決まっていない場合です。
ハウスメーカー選びには、比較・検討すべき要素が数多くあるため、ご要望や方向性が定まっていないと、なかなか決断できずに時間だけが過ぎてしまう可能性があります。
対策:情報収集をしておく
ハウスメーカー選びを効率的に進めるために、まずは各社のホームページで標準仕様や施工実績をチェックします。
また、SNSでの情報発信内容や、実際に建てた方の口コミや評判も参考になります。
このように、事前にしっかりと情報収集をしておくことが、ハウスメーカーとの打ち合わせをより有意義にするコツです。
知りたいポイントが明確になっているため具体的な質問ができ、効率的に話を進められます。
設計プランの決定に時間がかかる
設計プランの決定には一般的に3〜6ヶ月程度かかります。
しかし、ご家族それぞれの希望が異なると、さらに長期化することがあります。
対策:優先順位を決めておく
スムーズなプランニングを実現するため、まずはご家族で話し合い、要望の優先順位を整理するのがおすすめです。
日々の生活スタイルに直結する間取りや、予算内で実現できる設備など、譲れない要素を最優先に決めていきます。
一方で、インテリアや収納の仕様などは、ある程度柔軟に対応できる要素として考えると良いでしょう。
これらは入居後も徐々に変更や調整が可能な部分でもあります。
必須の要素と柔軟に対応できる要素を明確に区分けしておくことで、設計プランの決定がスムーズに進み、結果として工期の短縮にもつながります。
まとめ
注文住宅の建築期間は一般的に12〜18カ月程度です。
しかし、この期間内に絶対に終わらせようと土地選びや資金計画で妥協してしまうと、後々の後悔につながる可能性があります。
建築期間が延びる主な要因は複数ありますが、事前の情報収集やご家族での優先順位付けをしておけば、効率的に進められます。
クレバリーホーム立川では、豊富な施工実績を活かし、ご家族の理想の住まいづくりをサポートいたしますので、マイホーム計画でお悩みの方はぜひご相談ください。