「幸せになる住まい」の匠　　石ヶ谷英明（1級建築士）です。　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　
考えている家あなたのライフスタイルに本当にあっていますか？　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　
家族の希望と実態のズレが大きくなる前に、将来まで見据えてライフスタイルの方向性を　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　
整理することが大切です。　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　
自分たちが日本型、アメリカ型(ヨーロッパ型）のどれを目指し，実際にどのスタイルに近い生活をしているのか　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　
理解しておく必要があります。　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　
日本型住まい観を持つ人にとっては、家は家族、住む人全員のものという位置づけ　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　
したがって、子供はいつまでもすんでいてもかまいません。　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　
アメリカ型の住まい観では、家は夫婦のもの。　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　
子供は、一個の人格として扱われますが、成人したら心身共に独立して出て行くことが前提です。　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　
価値観が非常に多様化している現代の日本では、一概に日本人に一番合う住宅はこれ、と決めつけることはできません。　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　
不自由さを感じずに暮らせる家をつくるのには、個々の家族にあわせて間取りやデザインを落とし込むことが、　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　
重要なポイントとなると感じます。　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　
家族の価値観の基本は、夫婦の価値観です。　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　
だから、家づくりの第一歩として、自分たちのライフスタイルが、今現在どのタイプに近いかを話し合い　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　
冷静に判断することも必要です。　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　
本当に必要なものを積み上げていくことが、今後の長い人生を快適に過ごすためには必須のことです。　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　
そのことを、適切にアドバイスし、一緒につくり上げるのも私たちの役割です。