2020年を迎え２週間余り、通常の生活が戻ってきた頃かと思います。

皆さんは、「野鴨のように」と言う話を聞いたことがありませんか？

内容をお話すると、「毎年秋になると、野鴨の群れは食べ物を求めて南へ旅立つことが通常でした。

ある年、湖の近くに住む老人が、野鴨に食べ物を与え始めました。

すると、冬になっても野鴨は南に飛び立たなくなってしまいました。

他に行かなくても、食べ物にありつけるので野鴨は太ってしまい、飛ぶことすらしなくなりました。

そして、老人が亡くなり、飼いならされた野鴨たちは、もはや飛ぶことができず

春の雪解けの濁流が湖に流れこみ、押し流され全ての野鴨が死に絶えてしまった。」と言うお話です。

食べ物を捕る努力をする緊張感があるから野鴨は、野鴨でいられる。

私たちも毎日の、決まった仕事に慣れてくると、緊張感や危機感がなくなり間違いをします。

私たちに訪れる、いろいろな試練、困難もあるからこそ真剣に仕事に向かうことができる

ことを忘れてはいけない。　　仕事・人生においても馴らされるのではなく、自立をうながしていくことの、

大切さを教えてくれる話だと思います。

いつでも飛び立てる野鴨でありたいですね。

髙橋建設㈱　住宅事業部　事業部長　石ヶ谷　英明