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「命を守る家」ってどんな家?(7)
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「幸せになる住まい」の匠 石ヶ谷英明(1級建築士)です。
住まい外観からの強度のついて
耐震上強い家を造るためには、外観をシンプルにすることが大切です。
よくデザインは、「シンプル・イズ・ベスト」といいますが、構造の面からだと
「シンプル・イズ・ストロング」となります。
これは「壁のバランス」と「力の伝達」という耐震性を決定する重要な要素が効果よく発揮される手法だからです。
たとえば1階と2階の窓のサイズと位置を上下そろえる。
これだけでも構造的にはずいぶんメリットがあります。
まず、壁が屋根から基礎まで直線でつながるので、力はあっちこっち回る必要なくなり、
「力の伝達」において接合部かかるリスクが減ります。
さらに上下でまとまった壁が、確保できるので、立面の「壁のバランス」も取りやすくなります。
また、外観を左右対称のシンメトリーにしてデザインするような場合がありますが、
「壁のバランス」からすると構造的に理想的な手法の一つといえるでしょう。