プラネタリウムとバーチャルリアリティにつて
こんにちは。設計の西川です。
私は時々ですが一人でプラネタリウムに行きます。
理由の一つは少し疲れた時、
もうひとつは良い映画が上演されていない時などです。
プラネタリウムは何故か心が休まります。
例えば、
そこに何も投影されていなくても
白い半円のドームに身を置くことだけでも安心します。
球体はやはり人を包み込む作用があると改めて思います。
とても不思議な空間ですね?
解説のアナウンスで
近くに見える星でも何万光年先にあるとか、
今見えている星の光は
何千年前のものとか、
気の遠くなる話を聞いて感激したりします。
ところで、プラネタリウムでは
時々面白いことがあります。
お父さんと小さな子供が一緒に来ている時、
周りが暗くなり星空が投影されたとたんに
小さな寝息が聞こえたりすることです。
シートがフルリクライニングになるせいでしょうか?
・・・お父さんも疲れていて大変だなと思います。
また、解説の女性が
妙に理性的でやさしい語りなので
余計に睡魔を誘うのだと思ったりもします。
解説に関してですが
以前からとても不思議に思うことがあります。
本当に星と星を線で結んで
星座がイメージできているの?と言うことです
。
そのことを
いつも解説者の彼女に聞いてみたいと思っていますが
あまり冗談が通じそうにないので未だに話しかけることが出来ません。
バーチャルリアリティ(Virtual Reality)
と言えばプラネタリウムは当然ですが
仮想現実の空間です。(本物の宇宙空間ではないと言う意味で)
でもゲームソフトやCGを駆使した映像とは
明らかに違う何かがあると思います。
このごろは
3D/CGの映画もずいぶん多くなってきていますね・・・。
それは何?違いは何?
と考えることがあります。
それは多分ですが
プラネタリウムは仮想現実であっても
遥か悠久の宇宙を想像する、
イマジネーションを必要とする世界だから?とも思います。
CGを駆使した映像はリアル感が強烈ですね。
鮮明な分、考えるよりもまず映像で
人を引きこむ力があると思います。
でもリアリティを認識させる方法は、
あえて対象をデフォルメ(déformer)させて
想像力を掻き立てさせる?
逆説的ですがそのような手法も多くあります。
たとえば写楽の浮世絵などはその典型ですね。
プラネタリウムのアナログとも言える空間は
それをあらためて考えさせる手段の一つかな?とも思ったりします。
次回は現在開催中の「ルノワール展を見た感想」をお伝えします。
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